2021-08-26
宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に影響を与えたと言われる「霧のむこうのふしぎな町」や、原恵一監督の『バースデー・ワンダーランド』の原作「地下室からのふしぎな旅」などの作者・柏葉幸子の小説「岬のマヨイガ」(講談社)が、長編アニメーション映画化。8月27日(金)に公開となる。声優として、17歳の少女・ユイを演じた芦田愛菜に、本作の魅力を聞いた。
――原作者の柏葉さんは岩手県出身。遠野物語を彷彿とさせる東北の民話が随所に挟み込まれた原作の魅力が損なれることなく映像化された本作。このちょっと「ふしぎ」なお話の感想は?
芦田原作も読ませていただきましたが、題名にもある《マヨイガ》がすごくすてきだと思いました。岩手県に伝わる、迷い込んだ人をもてなしてくれる伝説の家、《マヨイガ》。本当は私たちの周りにも存在しているかもしれないのに、気付いていないだけなのかもしれない。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”は、実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました。頑張っていればきっと良いことがあるよ、という勇気をもらえる話でもあるな、と思いました。
――ユイは居るべき場所を見失ってしまった少女でしたが、どのような役作りをしていったのですか?
芦田ユイは自分の殻に閉じこもってしまっていて、そっけなく見えるんですが、根はやさしくて思いやりのある女の子だと思いました。ただの無愛想な感じにならないように、ユイの本当のやさしさみたいなものがどこかにじみ出るようなお芝居ができたらいいな、と心がけて演じました。口数の少ない女の子だったので、せりふがない分、驚きや恐怖で息を呑んだり、ホッとしたときに出るため息だったり、吐息を使って気持ちを表現するシーンが多く、難しかったです。
――アフレコ時にはどのようなリクエストやアドバイスがあったのでしょうか?
芦田雑巾がけをするシーンや、起き上がるシーンなど、動作に合わせた息のお芝居に苦戦していた時に、監督から「実際にやってみるといいよ」とアドバイスをいただきました。実際に雑巾がけの姿勢になってみたり、横になった状態から起き上がってみたり、その時どういう声が出るかをつかんでからレーディングに臨んでいました。難しかったのですが、同時にやりがいも感じていました。
===== 後略 =====
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【芸能】芦田愛菜、アニメ映画「岬のマヨイガ」で熱演!
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